館長ご挨拶

2016年4月1日をもちまして竹中工務店が設立した3番目の公益財団であるギャラリーエークワッドは新体制に移行いたしました。これまでの活動を振り返ってみますと、2005年に第一回目の展覧会が開催されて以来、今日までその回数は80を超えております。この間に、2013年には公益財団法人となり、メセナアワード2014ではメセナ大賞を受賞し、活動の質、量ともに社会から高く評価されるところとなっております。この11年に及ぶ成果を踏まえ、館長を引き継ぎますことは、大変誇りであると同時に責任も大きく、身の引き締まる思いであります。

ギャラリーは活動方針として「建築文化の発信」を基底に据え、専門的視点に留まることなく、広く一般の方々から子供たちまで、幅広い層を対象に、愉しみながら建築文化の理解を促すことを心がけてきました。これからもこの方針を念頭に、創意工夫を凝らした企画を実現させていきたいと考えています。
ギャラリーの運営には豊富な経験を有した社外の有識者にも参加していただいています。この方々の助言もいただきながら、また私自身芸術的環境で育ち、長く建築設計の実務に携わった経験の中で培った価値観と眼力、人脈を生かしながら、個々の活動を統括していきたいと考えています。
ギャラリーが魅力ある活動を続けていくためには、企画テーマの設定、ものの見方の提示、そしてその先見性とオリジナリティが大きなカギになると考えています。一人でも多くの方に愉しみながら建築に触れる機会を提供し、これが触媒となって自分たちの身の回りの環境、建築、街並み等に関心を広げていただくことができれば、ギャラリー運営関係者の想いが未来につながることになるのではないかと思います。

座右の銘は“Noblesse Oblige”(高い身分に伴う責任の自覚と実践)、そして「誠実に勝る知恵なし」です。公益財団法人に相応しい活動になるよう、関係者の皆様と力を合わせて誠心誠意努めて参ります。今後とも益々のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

2016年4月1日
館長 白川 裕信

Greeting

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