わたしは彫刻家の娘だが、トゥーティのパパは木組み職人だった。そのせいで彼女は、ずっしりと立派な厚板をさばくにしろ、羽根のように薄いバルサ材と戯れるにしろ、木材をあつかう作業を好む。(『島暮らしの記録』筑摩書房)